2014・京都のお盆~お供え菓子と御馳走・わたし流~

2014・京都のお盆
~お供え菓子とご馳走・わたし流~
立秋が過ぎると、お盆の準備。お寺へ迎え鐘を撞きに行ったり、お寺でお迎えの回向をして頂いた御先祖の塔婆を享けて 、お墓参りをして家で精霊棚を作りお祀りする。
精霊さんは仏壇とは別に台を置いて塔婆を並べてお祀りし、お供え物は全て大きな「蓮の葉」に載せる。

◆京都・高野屋貞広の<お供え菓子>
★干菓子「蓮の三段重ね」
落雁製。お盆が終わったあとはお供え物の野菜や果物と一緒に流す。(実際には流さない)
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★「葛湯」
お供えした後、お湯をさして「くず湯」にしたり、そのままでも美味しく頂ける。
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<8月13日のお供え>
仏壇の前の精霊棚に塔婆を並べ大きな蓮の葉を敷いて、野菜と果物などを御供。
きょうは「お迎え団子」とお茶だけです。
 
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塔婆には日に何度も「水回向」。御飯茶碗くらいの器に水を張り小さな蓮の葉を浮かべて、蓮の上の水を高野槙で塔婆に掛けるのです。
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大内行灯を組み立てて一汗! あとは、お精霊さんをお迎えするだけです。
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明日からは、御精霊さん用の小さな器に、凡そ決まったご馳走をお供えします。
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★「棚経と御詠歌」

午後1時15分頃に京都のお寺から盆回向のお参り。
15日までの三夜、毎晩お精霊さんに御詠歌を上げます。昔は隣組で亡くなられた方があると三七日に年長者の先導で御詠歌を上げていました。その聞き覚えなので流派があったとしても分らないし多分かなり外れていると思いますが、般若心経に続いての御詠歌は、西国三十三所札所・第二十番の善峰寺で雨宿り休憩して、後半はテンポの速い詠法に替えていました。
最近は手抜きして第一番~第三十三番を三日間に分けています。かなり年期の入った経本を使っています。旧漢字や旧かなづかいが使われているところがいい。
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<8月14日のお供え>
8月14日朝、お精霊さんのご馳走は「おはぎ」に「茄子とささげ(三度豆で代用)の胡麻和え」。若い頃は家で「おはぎ」を作っていたが、最近は数多く要らないので近くの和菓子屋さんで買っている。買う方が多いようで、お店の前は朝、少しだけ行列が出来る。
お雛様の御膳のように小さい器にご馳走を分けて「麻がら」で作った御箸を添えてお供え。
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8月14日夜。南瓜の煮物と胡麻豆腐。昔は冬瓜のあんかけもお供えしていましたが、二分の一でも大き過ぎて困るので省略。生湯葉も買ってあったので胡麻豆腐の横に添えれば良かった・・・
「おけそくさん」は並ばないので隣りの台に野菜と一緒にお供え。

「おけそく」=御華足と書き、本来は仏前へのお供物を盛る器のことですが、京都では仏前にお供えする白い小餅を指します。
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<8月15日のお供え>
お盆三日目。お精霊さんへのお供えは写真で見ると、どれも同じように見えてしまいますが、器の中身は替わっています。蓮の葉がだんだん縮んでいるところに時の経過を感じます。

◆朝 ・・・白蒸し・奈良漬・はじかみ(生姜で代用)
  落ち子の煮物(里芋で代用)
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◆昼 ・・・素麺
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◆おやつ・・西瓜
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◆夜 ・・・ちらし寿司 ・精進汁
15日は高野豆腐・干瓢・椎茸などの「のっぺい」をお供えするのですが、祖母は嫁いだ娘たちが里帰りするので同じ材料で「ちらし寿司」を作っていました。それをそのまま母が受継いで、私も「ちらし寿司」をお供え。最近は家で作ると余って困るので、今年は市販のものを買って来ようとデパ地下へ行ってみましたが「精進ちらし」というのは売って無いのです。海老や魚、鰻などを除いても魚のデンブが使われているので諦めて「巻き寿司」を購入し「精進ちらし」に変身させました。

「巻き寿司」をばらして具を小さく切り、厚焼き卵を除いて寿司飯に混ぜればいいと思ったのですが、彩りにと思った胡瓜が何と1本299円の値札が・・・値上り前に漬けられたお漬物の方を買って来て細かく切って加え、椎茸と生姜をトッピング。お豆腐・大根・ごぼうの精進汁を添えてお供え。
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今夜は西国三十三番札所の御詠歌の最後まで上げました。
御詠歌の後、巻き寿司1本分の「ちらし寿司」5皿を深皿にまとめて、除けていた厚焼き卵を細かく切って加えるとボリュームたっぷりです。精進汁も1椀分あります。
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<8月16日朝のお供え>
お精霊さんをお送りする前の最後のお供え。
「あらめと油揚げ」の代わりに「ひじきと油揚げ」と白蒸し。
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般若心経を上げた後、塔婆はお迎えのお参りをしたお寺の本堂に納め、お供え物などは川へ流す代わりに、お寺など市が指定した場所の箱に入れます。
16日は北摂の菩提寺で施餓鬼供養があり、 行灯や食器などの片付けは後回しにして出かけました。京都と大阪のお寺に関わり、霊園が別の場所にあるので、1日で済むことが3日かかります。お精霊さんをお迎えするお参りから始まって、16日の夜、京都の「五山送り火」でお送りするまで、お精霊さんで明け暮れた1週間余でした。

今年の8月16日は施餓鬼供養のお寺にいたお昼前に珍しく雷雨に見舞われました。京都でも激しい雨だったらしく、帰りの阪急・京都線の特急が地下線路の一部浸水のため15分遅れて河原町駅に到着。バスで帰宅しましたが、後で地下鉄四条駅が浸水したことを知りました。

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