日本玩具博物館開館40周年記念・夏秋の企画展 <日本の人形遊び>~姉さまからリカちゃんまで~

日本玩具博物館開館40周年記念・夏秋の企画展
★<日本の人形遊び>
~「姉さま」から「リカちゃん」まで~


・会期:2014 / 6 / 7(土) ~ 11 /11(火)
・会場:日本玩具博物館1号館

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サブタイトル通り、1号館には日本各地の「姉さまからリカちゃん」まで並び、女の子の人形遊びの変遷がよく判る。
市松人形や故郷の姉様人形、キューピーと文化人形、着せ替えのファッションドールが並ぶ展示ケースでは、明治・大正生まれのおばあさまから、昭和生まれのおばあちゃんとお母さん、平成に生まれた娘さんや女の子たちまで、皆さんが子供の頃に遊んだ懐かしい人形たちに出会える筈です。

展示品は約350点。展示品内容はHPをご覧下さい。
http://www.japan-toy-museum.org/Japanese_doll_%20play2014.html

6号館の「世界の国の人形」の展示も完成し、1号館と両方を見学出来る7月上旬に、日本玩具博物館を訪問。
雛まつり展にお訪ねして以来、5ヶ月振りでした。ここに来る度に、昨年2月に亡くなった同い年の姫路の友人を思い出します。一緒に見学しているつもりで、写真を少しご紹介します。
  
★日本人形の分類
日本の人形を大きく4つに分類。
①信仰との関わり      ・・・ ヒトガタ・這子・天児など
②人形芝居人形       
③手遊び・愛玩人形  ・・・ 姉さま・文化人形・リカちゃん~ジェニーちゃんなどのファッションドール
④飾り人形    ・・・ 御所人形・武者人形・土人形など
その中から、主に③の手遊び・愛玩人形を中心に展示されている。

<ヒトガタ・立雛>
いにしえの人形の始まりは、神社で厄や穢れを祓うヒトガタであり、流し雛から雛人形へとつながる。
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《ふるさとの人形》
江戸時代の終わりになると、土・木・紙など身近にある材料を使って素朴な玩具が作られるようになり、土人形、姉様や東北の「こけし」、郷土の信仰と結びついた赤い着物の張子「奉公さん」などの郷土玩具が誕生した。

<姉さま人形>
紙を細筆の軸やお箸で巻いて縮めて髪型をつくり、千代紙の着物を着せた江戸姉様、松本姉様などの紙人形や、庄内姉様のような髪を結った頭が中心で簡単な胴だけの着せ替え姉様、布製の姉様がある。

各地で作られた姉さまは、土地によって呼び名が違う。
京都では「おやまはん」、神戸は「おかたさん」、播州は「ぽんちこさん」だが、
金沢では「たちこさん」、鳥取は「ばんばさま」と呼ばれている。
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◆仙台姉様と松本姉様
中央の2体は廃絶した仙台姉様。簪など華やかな髪飾りから花魁だと思われる。
 左は松本姉様。
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◆神戸姉さま(おかたさん)・金沢の姉さま・江戸姉様
中央の一番大きい人形と左下が「神戸姉さま・おかたさん」
右上の2体は廃絶した「金沢姉さま」。
右横2体と下の小さな3体は「江戸姉様」昭和中期。その右横の1体は浜松あねさま。
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◆金沢の姉様(たちこさん)
昭和初期・古布製
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◆会津の姉様
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◆和歌山の姉さま
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<首人形とこけし>
首人形は土製などの頭に竹串や木串をさし、姉様遊びや人形芝居のまねごとをして遊んだ。
「こけし」は立つのが当り前のように思われているが、子供が座布団をおくるみにして「こけし」をおんぶして遊んでいた時代のものは立たないものが作られていた。
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《抱き人形》
身近な材料で作る素朴な小さな人形とは別に、赤ちゃんの等身大の衣装人形が江戸後期には登場。

<市松人形>
なかでも、京・大坂・江戸の三都で人気を集めたのは「市松人形」。
トレードマークのストレートな黒髪のオカッパスタイルが可愛いく、「いちまはん」とか「いちまさん」と呼んで親しんでいる。

写真は明治と大正時代の市松人形。
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学芸員の尾崎織女さんが手にされているのは明治末期の市松人形の男の子で、身につけているお宮参りの祝着の背には、魔除けの「背縫い紋」が飾られている。
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明治・大正には小さな練り人形に着物・帯・かつら・履物を着せ替えるセットが売り出された。

<文化人形とミルク飲み人形>
大正時代になると、キューピーや西洋風俗のセルロイド人形が人気を博した一方で、布製の抱き人形「文化人形」が登場。私が子供の頃に遊んだのもこの人形で、娘の幼い頃もまだ文化人形で遊んでいた。

戦後登場したのは、ソフトビニール製の「ミルク飲み人形」や歩行人形。
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<ファッションドール> 
 昭和30年代には、アメリカのファッションドール「バービー」が登場。
だが、アメリカの女優さんのような大人の表情の人形は馴染めず、娘にはバービーよりは子供らしい「タミーちゃん」を買い与えた。
 日本人好みのファッションドール「スカーレットちゃん」や「リカちゃん」が登場するのは、昭和40年代に日本の会社が製作するようになってからのこと。平成の「ジェニーちゃん」まで女の子に人気だったが、ここ数年前からデパートのおもちゃ売場で見かけなくなってきた。
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娘の「タミーちゃん」に、お揃いのワンピースや浴衣を縫って着せていた頃が懐かしい。
(写真はすべてクリックで拡大します。)

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この記事へのコメント

ざくろ
2014年07月12日 07:23
素敵な展示ですね(*^。^*)秋に関西に来る母と一緒に是非足を運びたいと思います。とても参考になりました。
IKUIKU
2014年07月12日 15:07
ブログをお訪ねいただきありがとうございます。ご紹介できたのは僅かですが、お母様とぜひ足をお運び下さいませ。