日本玩具博物館開館40周年記念・春の企画展 <ちりめん細工とつるし飾り>

日本玩具博物館開館40周年記念・春の企画展
<ちりめん細工とつるし飾り>

「ちりめん細工」という名は、日本玩具博物館館長・井上重義氏が最初に使われた言葉。
江戸時代後半に御殿女中や武家の女性たちによって縮緬の着物の残り布で作られていた小さな袋物や小箱は、明治になると女学校の教科書に「裁縫おさいくもの」として取り上げられました。

2月22日(土)より公開予定だった1号館の「ちりめん細工とつるし飾り」展は、予定より1週間以上早く完成し、2月16日(日)に訪ねたときは公開されていました。(会期=5月27日まで)
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<四季を彩る ちりめん細工>

展示は今年1月に日本ヴォーグ社から発刊された「つるし飾りの基礎2」掲載作品と日本玩具博物館ちりめん細工の会会員による復元・応用作品を紹介。
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その中に、昨年2月1日に亡くなった親友・天野美紗子さんの遺作を数点を見つけました。すると、展示ケースの中で美紗子さんの「ちゃぼ」がいつの間にか移動していて・・・私はここに居るよ~ と挨拶して下さっているようでした。

◆春のちりめん細工
ここには、天野美紗子さんの「竹籠入りお手玉雛」がありました。
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◆初夏のちりめん細工
美紗子さんの「雉子袋」が中央に見えます。
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◆夏のちりめん細工
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◆秋のちりめん細工
七夕は秋の季語。天野美紗子さんの「七夕の傘飾り」が中央に見えます。
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◆冬のちりめん細工
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<江戸時代~明治・大正のちりめん細工>
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◆合作の傘飾り
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館長の井上重義氏が郷土玩具を蒐集されていた際に、蔵から一緒に見つかった江戸末期や明治の縮緬のお細工物に眼を向けられて、女性の手仕事の伝承と普及に尽力されなければ今日の「ちりめん細工」ブームはなかったでしょう。

日本玩具博物館のちりめん細工は、最適の縮緬地と柄を丹後に特注された本絹で作られています。最近は京都・祇園などで「ちりめん細工」という名で中国製の安いものが売られ、本物をご存知ない方が多いのは嘆かわしいことです。ぜひ、日本伝統の本物の美しさ、素晴らしさを会場でご覧いただきたいと思います。

ここでご紹介したのは、ほんの一部です。
6号館では「雛まつり展」も開催中ですので、両展でお雛まつりをお楽しみ下さいませ。

・日本玩具博物館 HP
  http://www.japan-toy-museum.org

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この記事へのコメント

aya
2014年02月23日 10:53
IKUIKUさん、季節が変わり、展示が替わるごとにご来館下さり、丁寧にご覧下さいまして本当にありがとうございます。また、細やかに展示をご紹介いただき、館長スタッフともども喜んでおります。
ちりめん細工という言葉が一人歩きをはじめ、それらをつるし飾る風習も昔からのもののように定着し始めた近年ですが、それらが広く普及することで、妙な方向にそれていかないよう、「温故知新」――博物館では本道をおさえていたいと思います。