2012<東欧のピサンキ(イースターエッグ)>⑧

恵文社一乗寺店
<東欧の芸術家たちのピサンキ展>より⑧


イースターの頃は桜の季節でもあり、桜に追われてUPしている時間がなかったピサンキを季節外れだがご紹介。しばらく間が空いたので、恵文社一乗寺店のピサンキ展の写真をもう一度見てみたい。
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写真の両端には高さ15cm位の大きなダチョウの卵が見える。その間にもう一回り小さいエミューの青い卵が5点並んでいる。ちょっと珍しく興味はあったが荷物にもなるので諦めた。

だが、ピサンキ展終了後、恵文社のネットショップに1個だけ気に入ったデザインがあり、エミューの卵を手に取ってピサンキの技法を間近に見て手触りや重みを実感し、自由に写真を撮りたくて購入。

◆ウクライナ<エミューのピサンキ>
アシッドエッチング+カッティング
オクサナ・ビロウス作 82mm×132mm


エミューの卵はミドリ色と聞いていたので、ピサンキの淡い色が卵の地色だと思っていたが
アシッドエッチングの技法で脱色された色。地色は濃い青緑でネットで写真を見てビックリ!
保護色だそうで、線描の濃い色が卵の地色のようだ。エミューの卵は硬く、カッティングには高度な技術が必要。

*富士花鳥園公式ブログ エミュー「二又」のなぞ! 
 エミューの珍しい卵と二又の羽根の写真は↓からどうぞ。
 http://fujigarden.blog120.fc2.com/blog-entry-1421.html

※アシッドエッチングとは蜜蝋でモチーフを描き、それを酸性の溶液につけ、化学反応により蜜蝋以外の部分を削り取る装飾方法。昔は酢キャベツの酸を利用していたとのこと。
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◆ウクライナ
<オレクサンダー・オパリーのピサンキ>

ろうけつ染+アシッドエッチング
  50mm×79mm

淡い色に花のモチーフのオレクサンダー・オパリーさんのピサンキはウクライナ大統領をはじめ著名人にもコレクターがあるほどの人気だそうだ。
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◆ウクライナ<フツルのローケツ染>
42mm×56mm
オレグ・キラスチュック作

オレグさんのピサンキのデザインはグッチの2008年秋のコレクションに使われた。フツル民族伝統の柄と独特の色遣いに魅せられてしまう。オレグさんのガチョウの卵のピサンキを1個持っているので、違う色合いの鶏卵にした。
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◆ポーランド
<ゆで卵のピサンキ>

ポーランド・シロンスク地方、カトヴィツェに暮すシェック・ヤェンチメックさんの作品。
ゆでた卵を殻のまま染色して、殻に童話のモチーフなどをエッチング加工。こんな手法があることを初めて知った。

購入したピサンキは製作から半年ほど経っているので、振るとゴロゴロと中身が動く。腐るのではないかと心配していたが、密閉は禁物。自然乾燥で月日が経てば中身が石ころのように硬くなるそうだ。
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ポーランド在住の日本女性が「SLOW ART」を立ち上げて、東欧の伝統文化と工芸品を海外に広められている。昨年に続いて2回目の「東欧のピサンキ展」も「SLOW ART」主催で、タイトルにあるようにグレードアップして芸術家たちの素晴らしい作品が集まっていた。いまや「ピサンキ」はイースターの行事だけのものではなく芸術のジャンルの一つであり、一年中飾っていいと思う。

日本でも陶芸家の飯野夏実さんがピサンキアーティストとしてご活躍中で、飯野さんの作品はウクライナのピサンキ博物館に納められている。
ピサンキの伝統文化とアートとしての素晴らしさを少しでも多くの皆さんに知って欲しいと思う。

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